3/6(水)サンビレッジ国際医療福祉専門学校見学バスツアー(報告)

令和6年(2024年)3月6日(水)、サンビレッジ国際医療福祉専門学校見学バスツアーが開催され、参加しましたので報告します。
 
参加者は、総勢33名。
内訳としては、高校・大学生が17名で、介護事業所が9名、行政が7名でした。
季節外れの雪が降る中、早朝、古川駅裏を出発し、途中、バスの中で自己紹介などもありましたが、高校生のみなさんが、介護や福祉そして作業療法士などにとても興味があることにびっくりしました。
毎年、吉城高校、飛騨神岡高校にて、サンビレッジ国際医療福祉専門学校が授業を行っていることが影響しているのだと思いますが、進路の選択肢の一つとして検討してもらえることが嬉しいです。
(ちなみに、自己紹介のとき、共創福祉ひだのインスタもXもありますので、ぜひフォローをお願いしますー。また何か聞きたいことがあればDMくださいねー。と紹介させてもらったのですが、フォロワー1件も増えずw 伝え方など考えないとなーと。反省です。一応リンク載せておきますので何卒フォローお願いします。)
 
スケジュールの確認をします。(フライヤーより)
 

岐阜シティタワー43

岐阜シティタワー43の3階にある「サンサンタウン」を中心に、サービス付き高齢者向け住宅や1階元気塾を見学(あわせて展望台も見学させていただきました。)
学生たちと、介護事業所メンバーと、行政メンバーはそれぞれ分かれて説明を受けました。
研修オリエンテーション
研修オリエンテーション
岐阜シティタワー43の3階フロアは、診療所や歯科、薬局、訪問看護、訪問介護、ケアマネ、リハビリサロン(デイサービス)、保育所など、医療福祉関係の事業所がひとつに集まっていて、非常に利便性が高いと感じました。
駅横ということもあり、都市型のサービス事業所として理にかなっていると思います。
 
1階にある元気塾は多世代交流支援センターとして、木育(もくいく)も行っていたりと、様々な活動をしている様子でした。
 
今回参加した学生たちと、リハビリサロン利用者とが混じってアクティビティをしている様子です。
リハビリサロンは平成29年に、デイサービスセンターからリハビリサロンへと名称を変更したとのこと。目的がより伝わりやすくなっていますね。
マイカクラブの取り組みも面白かったです。各地で同様の取り組みはありますが、以前からデイサービスで検討していたこともあって大きな学びとなりました。
 

リハビリセンター白鳥

昼食を頂いた後は、池田町にあるリハビリセンター白鳥です。
 
ここでは、施設見学とICT技術活用(眠りスキャンやインカム、介護ソフト)について学びました。
特に、見守り支援機器(眠りスキャン)は、入居者の睡眠・覚醒・起き上がりの状態だけでなく、呼吸数や心拍数までをもモニターするとのこと。
現在はパソコンでモニターしているとのことでしたが、説明の中ではタブレットやスマホでもできるし、ナースコールとの連動も考えていらっしゃるとのこと。
状態をモニターできることのメリットは大きいと感じました。
 

サンビレッジ国際医療福祉専門学校

リハビリセンター白鳥を後にして、次は学校です。
こちらでもいくつかのICT機器や研究している機器について紹介を受けました。
カメラ付き端末で視野を拡げる機器
カメラ付き端末で視野を拡げる機器
 
人の骨格を表示するアプリ「ポスルック」
人の骨格を表示するアプリ「ポスルック」
 
VRで人体模型を立体的にみているところ
VRで人体模型を立体的にみているところ
 
学校で使用している本などの紹介
学校で使用している本などの紹介
 
そして、認知特性のセミナーとなります。
脳科学に基づく特性、認知特性を学習や仕事に活かそうと題して、サンビレッジ国際医療福祉専門学校の廣瀬先生より講義を受けました。
人は、それぞれ、外界からの情報の取り入れ方に大きく3つの特性があるという理論です。
「視覚」「聴覚」「言語」のこの3つの認知特性を知ることで、その特徴から学習方法や仕事の仕方を考え、よりよく効果的に行えるようになるそうです。
35問の簡単な選択式チェックシートにより、自分の認知特性の傾向がわかります。ちなみに僕は視覚優位者タイプのようでした。(一般的に視覚優位者タイプが多いそうです)
学生の皆さんも真剣に取り組まれ、納得いっている様子。
今回このように、学習や仕事などを効率よく行える認知特性という医学的知識を持ってアプローチするという作業療法士の仕事内容の紹介にもなっており、大変勉強になりました。
 
最後に廣瀬先生がお話しされた、「福祉とは、決して高齢者や障がいがある人にやさしくするだけのものではなく、そもそも人は皆違うので、高齢であろうと障がいがあろうと、自分を知って、相手を知って、その違いを知って相手が必要とするサポートを工夫して提供すること。これが福祉です。」とおっしゃっていたこと、本当にそうだと思います。
 
今回の、サンビレッジ国際医療福祉専門学校バスツアーについては、様々な面から非常に勉強になりました。感想を聞いていませんが、たぶん学生の皆さんも将来の進路の材料として、また認知特性を知り学習方法の効率化について勉強になったと思います。
企画して頂いた、サンビレッジ国際医療福祉専門学校のみなさま、本当にありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
 
サンビレッジ国際医療福祉専門学校