岐阜県温室効果ガス排出削減業種別実践セミナーに参加

令和6年6月17日(月)岐阜市にあるワークプラザ岐阜にて開催された、令和6年度第1回岐阜県温室効果ガス排出削減業種別実践セミナーに参加しました。
 
昨年度策定された、飛騨市における「飛騨市脱炭素推進ビジョン」において、共創福祉ひだが第三次産業である福祉関係者を代表して参加していたこともあり、福祉業界は、どのように脱炭素に取り組めばよいのか。といったことを学ぶために参加させていただきました。
 
セミナーの内容はこんな感じ
  • 岐阜県温室効果ガス排出削減計画等評価制度について【岐阜県 脱炭素社会推進課】
  • 省エネ活動等の事例紹介 省エネ診断を活用したエネルギー削減と電気・ガスのベストミックスによる運用改善について【学校法人藤田学園】
  • 省エネ活動等の事例紹介 老人保健施設サンバレーかがみのにおける省エネ取り組み事例の紹介【フェニックスグループ】
  • 医療・福祉・保育施設における温室効果ガス排出削減について【中外テクノス(株)】
  • クレジット・再エネ証書について【中外テクノス(株)】
  • 「脱炭素社会ぎふ」・森林吸収量認証制度(G-クレジット制度)について【岐阜県 森林活用推進課】
  • 意見交換
どちらのお話しも非常に興味深く、参考になりました。
 
介護施設の場合ですと、特に照明と空調で54%にもエネルギーを消費しているので、まずはこの部分の省エネが大事だと感じました。省エネ=経費削減=脱炭素です。
脱炭素を意識することも大事ですが、=経費削減ということも、我々の業界では重要かと思います。
そのための事例として、学校法人藤田学園さんとフェニックスグループさんの講演も参考になりました。大きく取り組むために準備が必要なこともありますが、連携推進法人で脱炭素チームを作り見える化を進めるなど、できることから始めらることも大事です。
 
これらの取り組みを行うためにも、必要となってくるのは、地域のビジョンです。ということで、飛騨市脱炭素推進ビジョンについてはこちらをご覧ください。
昨年度4回の意見交換と協議を経て、本年令和6年3月22日に策定されています。
 
2030年度までの重点施策として、以下の8つが示されていますが、
  • 高効率機器(照明・空調・家電)の導入促進
  • 次世代自動車の導入促進
  • 自家消費型太陽光発電の導入促進
  • オンサイトPPA型太陽光発電の導入促進
  • 地域協働モデルによる中小水力発電の導入促進
  • 木質バイオマス熱利用構想の策定と実証
  • 普及啓発活動の推進
  • 森林吸収源による価値の創出
省エネということからも、今後設備の更新などに際しては「高効率機器(照明・空調・家電)の導入」の検討と、そして、今年度よりワーキンググループにも参加することになった「普及啓発活動」について重点的に検討していきたいと思います。
また、今回のセミナーで勉強させていただいたカーボンオフセットやクレジットなどによる「森林吸収源による価値の創出」については、普及啓発に合わせて取り組み検討を進めたいと感じました。なにしろ、飛騨市は、その面積の93%を森林が占めていますからね。(飛騨市脱炭素推進ビジョンp83あたり)
 
 
脱炭素社会推進課実務セミナーのYouTubeチャンネルがありまして、そちらに今回のセミナーも掲載されることになる(のかな?)と思いますので、チェックしておいてください。